水の中の100円玉を手をぬらさずに取り出す!
- 淡路
- 2017年9月20日
- 読了時間: 2分
お皿の中の水をストローで吸い出す?
いえいえ
スポンジに水を吸わせる?
科学部の実験ですから!
少し仕掛けを作ります。
材料はこちら♪

ろうそくの火が燃え、お皿にはった水がコップの中に吸い込まれるので水中のコインが手をぬらさずに取り出せる、というからくりなのですが、コップの中に水が吸い込まれるには、いくつもの化学変化が起こっているようです。
・ろうそくの芯に火をつけるとろうが熱で溶けて液体になり、毛細管現象で芯を通って気化し炎の周りから酸素が入り込んで酸化反応が起こり燃えます。
・炎の熱で温められたコップの中の空気は膨張するので、一瞬コップ内の水を外に押し出し、水面がわずかに下がります。
・ろうは主に炭素と水素からできているので、酸素と結びついた炭素は二酸化炭素に、水素は水蒸気になります。
・ガラスコップの中の酸素は酸化で使ってしまうので、火は消えます。
・二酸化炭素は水に溶けやすいので、コップ内にできた二酸化炭素は水に溶け、コップ内の体積が減少し、水がコップの外の大気圧によってコップの中に押し込まれます。
・火が消えてコップ内の温度が下がると水蒸気がコップの壁で水滴に変わります。
これらのことが次の動画でわかるでしょうか?
最初は1枚目の画像にある小さなコップを使いましたが、コップ内にもう少したくさん酸素がある方が分かりやすいかと考え、このガラスピッチャーに替えてみました。
何とか手をぬらさずにコインは取り出せたので、実験成功!!

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