10円玉が元の光を取り戻す!?
- 淡路
- 2017年4月12日
- 読了時間: 1分
今日は、10円玉を使っての実験です。
様々な材料を使って、10円玉に元の光をよみがえらせてみます。
10円玉の表面の黒ずみは酸化銅といわれる物質です。 10円玉はほぼ銅でできていますが、この銅は空気中の酸素と結びついて酸化銅という物質になります。

部員K君は洗剤なら10円玉を光らせるのではないかと予想してくれました。
ところが、実際に画像の材料を綿棒につけて10円玉を拭いてみると、、、


ホワイトボードに書いたように、酢に塩を混ぜたものが一番きれいになりました。
その次が酢だけ、そしてケチャップと続きます。
実は、酢などに含まれている酸はこの酸素を銅から離す働きをします。酸化銅が酸の働きで別の物質になり水の中に溶け出してしまい、まだ酸化していない内側の銅が現れてきれいになるのです。さらに醤油に含まれる食塩の塩素イオンが触媒として酢の仲間の酸の働きを助けてくれるので、ただの酸より塩分の入った醤油のほうがよりきれいになるのですが、今回の実験では、綿棒で拭いただけだったので、もう少し時間をかけて浸けておけば効果が表れたと思います。 醤油はすっぱく感じませんので分かりにくいですが、実は色々な酸が含まれています。「酸+食塩」の組み合わせがよりきれいになるのです。
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