燃ゆる鉄が輝く
- 尼子
- 2016年10月20日
- 読了時間: 1分

暗くした部屋できらきらときれいに輝いているのは、スチールウール。

台所に良くある金属たわしです。
今回、理科の授業の一環で鉄の燃焼実験をやりました。
燃焼、いわゆる「燃える」という現象は空気中の酸素が物質と結びつく(酸化)するときに光や熱を出す現象のことです。
金属は燃えないように思えますが、スチールウールのように細くしたり、細かくして表面積をふやしてやれば、案外簡単に燃えるのです。

燃えてしまったあとは黒ずんだ酸化鉄になってしまいます。
なんというか散髪した後みたいですね。
この状態になってしまったら、ちょっとさわったらぐずぐずに崩れてしまいますし、電気もほとんど流さなくなります。
鉄が化学変化して別の物質になってしまったということがよくわかります。
ところで、じゃあ磁石にも付かなくなってしまったかというと・・・

燃えカスに磁石を近づけると盛大にかびてしまったみたいに……!?
これには生徒も爆笑。
燃え残った鉄に反応しているというのもありますが、黒い酸化鉄は磁石にくっつくことが知られています。
というわけで、定番の実験ですが、きれいですし、カビ(?)はかなりインパクトがあるので、結構印象に残るんじゃないかと思います。
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