ピラミッドの重さ
- 尼子
- 2016年8月9日
- 読了時間: 2分
授業で四角錐の復習をしたので、演習を兼ねてピラミッドの重さを考えてみることに。
今回考えるのは数あるピラミッドのなかでもいちばん有名なクフ王のピラミッド。

このクフ王のピラミッドの重さを推定してみましょう。
とはいってもなんの情報もないとちょっとつらいので、wikipediaをのぞくと
とありましたので、これをもとに計算してみます。
せっかくなので元の高さ146mを使い、底面は正方形とすると、体積はおよそ
230*230*146*1/3 = 257万立方メートル となります。
東京ドームの容積が124万立方メートルなので、なんと東京ドームの倍以上ということになります。
というか高さの時点で146mですよ。ちょっとした高層ビルよりも高いです。
例えば、大阪駅前第3ビル よりも4m高いことになります。
当時の技術や工事の大規模さが恐ろしくなります。
さて、ピラミッドはおもに石灰岩でできているそうです。
岩の密度は一概には言えませんが、およそ2.5t/m^3くらいでしょう。
そうすると重さは
2570000*2.5 = 643万トン
ちょっと比較対象が見当たりませんね……組まれている石ひとつひとつですら、2トントラックより重いわけですからね……スカイツリーですら全部で4万トン程度ですからまるで桁違いです。
ひょっとしたら人類の作った建造物でもっとも重いかもしれません。
ピラミッドはすごいすごいとよく言われますが、こうして具体的に数字で考えると、すごさが実感できるんじゃないでしょうか。
その感覚というかイメージがとても重要で、ただ問題集を解いてるだけだと身に付きにくいものだったりします。
Comments